文化学研究科Culture

古今東西の諸文化をどう理解し評価したかが、のちにその文化自身が評価される際の観点の一つに

文化学研究科入学者受入方針(概要)

本研究科は、文化学への深い理解と行動力を身につけ、行政機関や教育界、産業界をはじめ、幅広く社会で活躍できる専門性を身につけた職業人の育成をめざし、以下のような大学卒業生、社会人、外国人留学生等を積極的に受け入れています。

  • 文化学の各分野における専門性を深め、研究者や職業人を目指す人
  • 文化学の各分野について横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与することを望む人
  • 高度な専門性を身につけ、活動や事業に活かしたいと考える在職中の以下のような人
    ・学校教育及び社会教育に関わる教職員
    ・国際的な活動領域をもつ文化・社会政策の専門家
    ・NGO、NPO などの公益的な文化活動の指導者
    ・文化・芸術創造の分野で活動しているアーティスト
  • 文化学における深い教養を志向する人

文化学研究科の概要

一つの枠にとらわれない学びが、時代を切り開く「新しい人」を育てる

文化学研究科に学ぶ学生の専門分野は、文化人類学、考古学、歴史学、文学、言語学、国際関係論、思想史など多岐にわたっています。
またさまざまな国籍を持つ学生が、文化の壁を超えて教え合い影響を受け合いながら、豊かに学んでいます。大学院修了後、中学校・高等学校・日本語学校等でより高度な専門知識を持った教師として働くことを目的として、日夜勉学に励んでいる学生も少なくありません。(註)

本研究科には他大学には見られない大きな特徴があります。それは文化の多様性を受け入れ文化の共存をテーマとする「文化学」というカテゴリーの中で、一つの枠にとらわれない広い視野でそれぞれの学問と向き合うことができるという点です。本研究科の母胎となった本学文化学部の初代学部長山口昌男は、文化学部開設当初「人も学問も固定化されずに『ノマド(遊牧民)』化すべき」であり、「そのような自由な空気の中でこそ新しいものが育つ」ということを主張し、文化学という知の枠組みの豊かな可能性を示しました。
「失われた20年」とも言われる混迷の時代の中で、一つの枠組みにとらわれず柔軟な視点から社会をとらえ直すことのできる人間こそが、時代を切り開く「新しい人」として、この社会を先導してくれると私たちは考えています。さまざまな刺激を含んだ「知のシャワー」を浴びて育つ2年間は、貴方の人生を他の誰も真似できない、かけがえのないものにしてくれるはず。そのような貴方だけの生き方を、ここで探してみませんか。

註)すでに中学校高等学校第一種免許状を持つ学生が本研究科の所定の単位を修めることで、専修免許状の取得が可能となります。外国などで日本語を母国語としない学習者に日本語を教える日本語教師については、大学院修了程度の知識を持つことを証明することで、採用に有利に働くことがあります。

教育内容の特色

文化学の高度な理解と研究を通して社会が求める魅力ある人間を育成

より深い文化学研究を志望する一般の学部卒業生に対する専門教育

行政機関、教育界、産業界をはじめ様々な専門分野における地域社会のリーダーとなるには、学部4年の教育では完結せず、大学院修士課程2年を通した6年間一貫教育が必要であることが指摘されています。文化学研究科は、大学の学部学生が、4年間の中に掴んだ関心事を継続的に、より深く探求できるように、カリキュラムを編成しました。さらに、高度な専門性を身につけ、博士課程進学、将来の研究者、学校教育職員、学芸員、文化行政・サービス関連の企画担当職などの専門職業人への道が拓かれるよう配慮しました。また、文化学の各分野を横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与貢献できるようにも配慮しています。

社会人のためのリフレッシュ教育、生涯教育

すでに在職中の学校教育や社会教育に関わる教職員、文化行政・サービス機関の専門家、国際的な活動領域をもつ文化・社会政策の専門家、NGO・NPOなどの公益的な文化活動の指導者、文化・芸術創造の分野において活動しているアーティストなど、さまざまな分野で活躍する社会人に、可能な限りの多様な空間を提供します。そのためにも、在職しながらの修学が可能となるようきめ細かな教育内容を編成し、個々の大学院生の特性と事情に即した履修形態を可能にするよう配慮します。

研究科目の特色

文化学が視野におさめる文化研究領域は多様で、かつ相互に深い関係を有しています。とりわけ本文化学研究科では、物質文化、言語文化、精神文化にまたがる人間の文化的生産の成果と、文化的生産物が生みだされるときの方法・媒体について、多角的・横断的・総合的な視野に立った専門教育が行われます。

  • 外国人留学生の積極的な受け入れ

    今日、ロシアや中国、朝鮮半島、アメリカはもとより、東南アジア、インド、地中海世界やヨーロッパとのかかわりがますます重要性を帯びています。それら地域の理解に役立つようカリキュラムに配慮し、みずからが新たな交流を創出しようとする意欲的な人間を育成します。そのためにも、学部同様、外国人留学生を積極的に受け入れます。そして、研究科みずからの国際化を推進していきます。

  • 科目等履修生に対する専門教育

    大学院には入学しないものの、開講されている特定専門科目の履修を希望する在職中の社会人に対して、履修を可能にする科目等履修生制度を確立し、リフレッシュ・リカレント教育への要望に積極的に応えます。科目等履修によって修得した単位は、その後文化学研究科に入学した場合に、10単位を上限に既修得単位としてこれを認定することができます。

  • 他研究科、学外との交流をはかり、
    開かれた大学院をめざす

    本学大学院には、法学、経営学、外国語学、経済学の各研究科が設置されています。それらの研究科の開設科目の履修を可能にすることにより、文化学研究科の教育目標の達成に大きなふくらみを持たせ、真に自由な学問研究の場にしたいと願っています。
    さらに、文化学研究科がめざす教育は、大学院という制度の内部で閉鎖的・自己完結的に行われるべきものではないと考え、さまざまな形態をとりながら学外機関・学外研究者との交流をますます発展させるとともに、大学院生がその交流の推進役となるよう配慮し、指導します。

  • 就職の実績

    本文化学研究科の修了生は、文化の専門的な研究で得た技能をもって様々な分野で活躍しています。なかには、中学・高校教員、学芸員や海外の大学教員、またグラフィックデザインや出版関係、文化事業、翻訳・通訳、旅行会社、外資系ファッション関係の会社などに勤める卒業生もいます。また、国内外の大学院の博士課程に進学し、研究業績を上げている先輩もいます。

教員免許状の種類

  • 教育課程
  • シラバス

充実した教育環境

大学院専用の自習室・談話室を設置し充実した教育環境

文化学研究科では、「大学院設置基準」第14条に定める「教育方法の特例」によって、「昼夜開講制」を採用します。開講時間は、基本的に5講時(16時20分〜17時50分)、6講時(18時〜19時30分)および7講時(19時40分〜21時10分)としますが、社会人学生の履修に配慮して6〜7講時を優先させます。また、土曜日は、1講時から6講時まで開講します。
大学院修士課程の研究水準を維持するために、一般学生はもちろん、社会人・外国人留学生に対してもきめ細かな研究指導を行います。修士論文作成の前段階としては、各教員が個々の学生に対して直接相談にのり、研究の進め方やテーマの選択についての助言を行うとともに、一年次にはリサーチ・ペーパーを作成し、修士論文作成への導入とします。
途中で報告会や発表会を開催します。2年次の最後に、完成された論文を提出期限までに提出し、その後、主査1人、副査2人からなる論文審査委員会が、論文提出者に対する面接試問を含む論文審査を行います。このほか、学生同士の交流を深める機会を積極的に設けています。

アドミッション・ポリシー

文化学研究科では、大学院教育を受けることのできる学力と意欲のある以下のような大学卒業生、社会人、外国人留学生を積極的に受け入れる。

  • 文化学の各分野における専門性を深め、研究者や職業人を目指す人。
  • 文化学の各分野について横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与することを望む人。
  • 高度な専門性を身につけ、活動や事業にいかしたいと考える在職中の次のような人
    ・学校教育及び社会教育に関わる教職員
    ・国際的な活動領域をもつ文化・社会政策の専門家
    ・NGO、NPOなどの公益的な文化活動の指導者
    ・文化・芸術活動の分野で活躍しているアーティスト
  • 文化学における深い教養を志向する人。

ディプロマ・ポリシー

文化学への深い理解と行動力を有し、行政機関や教育界をはじめ幅広く社会で活躍できる専門性を身につけ、次の条件をすべて満たした者に学位を授与する。

  • 本学修士課程に2年以上在籍し、所定の授業科目の中から、32単位以上を修得すること。
  • 必要な研究指導を受けること。
  • 修士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。

カリキュラム・ポリシー

学位授与方針を踏まえ、文化学の各分野(考古学、北方史、東洋史、現代史、民俗学、日本文学、比較文学、日本語史、芸術学、異文化コミュニケーション、翻訳学、スポーツ史)について各々の関心事を継続的かつ横断的により深く探求するため、以下の点に配慮して教育課程を編成する。
なお、単位認定にあたっては成績評価基準に基づき厳格な評価を行う。

  • 高度な専門性を身につけ、博士課程進学、将来の研究者、学校教育職員、学芸員、文化行政・サービス関連の企画担当職などの専門職業への道を拓く。
  • 文化学の各分野を横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与貢献できる。
  • 在職しながらの修学が可能となるようきめ細やかな教育内容を編成し、個々の大学院生の特性と事情に即した履修形態を可能にする。
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