研究科の概要Graduate Course

研究科(修士課程)の概要

一つの枠にとらわれない学びが、時代を切り開く「新しい人」を育てる

本研究科に学ぶ学生の専門分野は、文化人類学、考古学、歴史学、文学、言語学、国際関係論、思想史など多岐にわたっています。またさまざまな国籍を持つ学生が、文化の壁を超えて教え合い影響を受け合いながら、豊かに学んでいます。大学院修了後、中学校・高等学校・日本語学校等でより高度な専門知識を持った教師として働くことを目的として、日夜勉学に励んでいる院生も少なくありません。
本研究科には他大学には見られない大きな特徴があります。それは文化の多様性を受け入れ文化の共存をテーマとする「文化学」というカテゴリーの中で、一つの枠にとらわれない広い視野でそれぞれの学問と向き合うことができるという点です。本研究科の母胎となった本学文化学部の初代学部長山口昌男は、文化学部開設当初「人も学問も固定化されずに『ノマド(遊牧民)』化すべき」であり、「そのような自由な空気の中でこそ新しいものが育つ」という信念のもと、文化学という知の枠組みの豊かな可能性を示しました。「失われた20年」とも言われる混迷の時代の中で、一つの枠組みにとらわれず柔軟な視点から社会をとらえ直すことのできる人間こそが、時代を切り開く「新しい人」として、この社会を先導してくれると私たちは考えています。さまざまな刺激を含んだ「知のシャワー」を浴びて育つ2年間は、貴方の人生を他の誰も真似できない、かけがえのないものにしてくれるはず。そのような貴方だけの生き方を、ここで探してみませんか。

研究科の構成

専攻 文化学
修業年限 2年
学位 修士(文化学)
入学定員 10人
収容定員 20人

教育方針

文化学の高度な理解と研究を通して社会が求める魅力ある人間を育成

より深い文化学研究を志望する一般の学部卒業生に対する専門教育

行政機関、教育界、産業界をはじめ様々な専門分野における地域社会のリーダーとなるには、学部4年の教育では完結せず、大学院修士課程2年を通した6年間一貫教育が必要であることが指摘されています。文化学研究科は、大学の学部学生が、4年間の中で掴んだ関心事を継続的に、より深く探求できるように、カリキュラムを編成しました。さらに、高度な専門性を身につけ、博士課程進学、将来の研究者、学校教育職員、学芸員、文化行政・サービス関連の企画担当職などの専門職業人への道が拓かれるよう配慮しました。また、文化学の各分野を横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与貢献 できるようにも配慮しています。

社会人のためのリフレッシュ教育、生涯教育

すでに在職中の学校教育や社会教育に関わる教職員、文化行政・サービス機関の専門家、国際的な活動領域をもつ文化・社会政策の専門家、NGO・NPOなどの公益的な文化活動の指導者、文化・芸術創造の分野において活動しているアーティストなど、さまざまな分野で活躍する社会人に、可能な限りの多様な空間を提供します。そのためにも、在職しながらの修学が可能となるようきめ細かな教育内容を編成し、個々の大学院生の特性と事情に即した履修形態を可能にするよう配慮します。

学外との交流をはかり、開かれた大学院をめざす

本研究科がめざす教育は、大学院という制度の内部で閉鎖的・自己完結的に行われるべきものではないと考え、さまざまな形態をとりながら学外機関・学外研究者との交流をますます発展させるとともに、大学院生がその交流の推進役となるよう配慮し、指導します。

外国人留学生の積極的な受け入れ

今日、ロシアや中国、朝鮮半島、アメリカはもとより、東南アジア、インド、地中海世界やヨーロッパとのかかわりがますます重要性を帯びています。それら地域の理解に役立つようカリキュラムに配慮し、みずからが新たな交流を創出しようとする意欲的な人間を育成します。そのためにも、学群同様、外国人留学生を積極的に受け入れます。そして、研究科みずからの国際化を推進していきます。1997年の開設から2017年度まで46人の外国人留学生が修了しています。

徹底した小人数教育を展開

本研究科では徹底した小人数教育を実施。講義や演習では、研究計画書を念頭に置きつつ、教員との双方向型形式での意見交換や議論を通して、一人ひとりの疑問点や不明点についてその場での解決を図っています。

きめ細やかな研究指導

大学院修士課程の研究水準を維持するために、一般院生はもちろん、社会人・外国人留学生に対してもきめ細かな研究指導を行います。修士論文作成の前段階としては、各教員が個々の院生に対して直接相談にのり、研究の進め方やテーマの選択についての助言を行うとともに、途中で報告会や発表会を開催します。
2年次の最後に、完成された論文を提出期限までに提出し、その後、主査1人、副査2人からなる論文審査委員会が、論文提出者に対する面接試問を含む論文審査を行います。
このほか、院生同士の交流を深める機会を積極的に設けています。

  • 教育課程
  • シラバス

アドミッションポリシー(入学者受入方針)

本研究科は、文化学への深い理解と行動力を身につけ、行政機関や教育界、産業界をはじめ、幅広く社会で活躍できる専門性を身につけた職業人の育成をめざし、以下のような大学卒業生、社会人、外国人留学生等を積極的に受け入れています。

  1. 文化学の各分野における専門性を深め、研究者や職業人を目指す人
  2. 文化学の各分野について横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与することを望む人
  3. 高度な専門性を身につけ、活動や事業に活かしたいと考える在職中の以下のような人
    • 学校教育及び社会教育に関わる教職員
    • 国際的な活動領域をもつ文化・社会政策の専門家
    • NGO、NPOなどの公益的な文化活動の指導者
    • 文化・芸術創造の分野で活動しているアーティスト
  4. 文化学における深い教養を志向する人

カリキュラムポリシー(教育課程編成方針)

学位授与方針を踏まえ、文化学の各分野(考古学、北方史、東洋史、現代史、民俗学、日本文学、比較文学、日本語史、芸術学、異文化コミュニケーション、翻訳学、スポーツ史)について各々の関心事を継続的かつ横断的により深く探求するため、以下の点に配慮して教育課程を編成する。なお、単位認定にあたっては成績評価基準に基づき厳格な評価を行う。

  • 高度な専門性を身につけ、博士課程進学、将来の研究者、学校教育職員、学芸員、文化行政・サービス関連の企画担当職などの専門職業への道を拓く。
  • 文化学の各分野を横断的に幅広く学び、国際的な社会文化活動や地域振興の推進に寄与貢献できる。
  • 在職しながらの修学が可能となるようきめ細やかな教育内容を編成し、個々の大学院生の特性と事情に即した履修形態を可能にする。

ディプロマポリシー(学位授与方針)

文化学への深い理解と行動力を有し、行政機関や教育界をはじめ幅広く社会で活躍できる専門性を身につけ、次の条件を全て満たした者に学位を授与する。

  • 修士課程に2年以上在籍し、所定の授業科目の中から、32単位以上を修得すること。
  • 必要な研究指導を受けること。
  • 修士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。
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